ススマニエッロ「セレ」

12月に入りました。ここ数日は日中とても暖かく、また秋に戻ったような気候でしたが、すぐに寒い日々が始まりそうです。

12月はイベントも多く、家族や友人と集まる機会も増えると思いますが、そんなときにおすすめの赤ワイン「セレ」。

セレはススマニエッロというプーリア固有のブドウから造られています。セレのエチケットには必ずロバの絵が入っていますが、「背中いっぱいに荷を積んだロバ」の言い回しが語源となっているそうです。かつてはプーリアで広く栽培されていたススマニエッロですが、さまざまなブドウ種が出てくるとともに、一時は絶滅に瀕するくらい、収穫量が減ったそうです。

近年、ススマニエッロの魅力が再発見され、また栽培されるようになっているそうです。ワイナリーCantine Due Palmeが、ススマニエッロの復活をけん引していると言ってもいいでしょう。

美しいルビー色で、チェリーやプラムの香り、ジャムの中に黒コショウなどのスパイスも感じられます。

果実味とパワフルさのバランスがよく、エレガント。濃厚な赤ワインがお好きな方におすすめしたいワインです。

ローストビーフやラグーソースなどの肉料理、ハード系の濃いチーズと合わせるといい感じです。すき焼きやハンバーグなど、和食にも。

イベントのお知らせ◆イルミネーション点灯式・クリスマスマーケット◆

昨年に引き続き、今年も高槻市・安満遺跡公園のイルミネーション点灯式に出店します!

歴史ある遺跡公園が、冬の夜にあたたかい光で包まれるこの季節。
今年はなんと、「Ama Christmas Market」も同時開催されます。
魅力的なグルメや雑貨のお店が並び、17時からは「3・2・1」のカウントダウンで公園のイルミネーションが点灯!

エレクトーンのミニライブや、クイズ大会なども楽しめるようです。

ピーニャからは、
グラスワイン(イタリア直輸入)
ホットワイン
アールグレイラテ
をご用意しています。

ワインのボトル販売も可能ですので、ご自宅用やギフトにもぜひどうぞ!

寒い夜に、温かい一杯を片手に楽しむイルミネーションは格別だと思います。
ぜひ、きらめく夜の安満遺跡公園へ遊びに来てくださいね!

AMA Christmas Market
2025年11月29日(土)11:00~20:00 (ワインは15:00から販売予定)
イルミネーション点灯式 17:00~
安満遺跡公園 サンスター広場

まろやかでしっかり「サンガエターノ」

Due Palme社のサンガエターノは、プーリア州でおなじみのプリミティーヴォのブドウから造られるワインですが、「Primitovo di Manduria DOC」の文字からもわかるように、DOCワインとなっています。

DOCワインは「統制原産地呼称ワイン」のことで、ぶどうの品種、栽培地、収穫量、醸造方法、アルコール度数など細かい規定があり、それをクリアしているワイン、簡単に言うと「イタリアの特定の地域で、その土地のルールに従って造られた保証付きワイン」になります。

※DOCよりもさらに検査や規定が厳しいDOCG(保証付き統制原産地呼称)もあります

DOCやDOCGのワインを見かけたら、その土地やそのブドウについて少し追いかけると、さまざまな発見があって興味深いですよ。

サンガエターノの色調は深いルビー・レッド、香りはエレガント、バニラやココア、スパイスのニュアンスがあります。アメリカンオーク樽で6か月の熟成の後、瓶内熟成を経て完成。
口当たりはしっかりしたタンニンを感じつつも、とても滑らかです。

アルコール度数も14%と少し高めですので、濃厚なワインがお好みの方にお勧めです。美味しいですよ!!

ヴァルポリチェッラのワイナリー②

2024年4月のイタリア滞在メモです。

Gamba社の次に訪問させて頂いたのは、同じくヴァルポリチェッラのワイナリーTerre Di Leone社です。

こちらのワイナリーも、タンクや樽に独自の工夫とこだわりがあり、色々説明して頂きました。家族経営のワイナリーですが、意見の相違で夫婦喧嘩になることもあるそうで…。いいワインを造ろうと思うお互いの熱意があってのことですね。

こちらもアマローネ、クラッシコ、リパッソなどなど、試飲させて頂きました。正直なところ、それぞれのワインの違いを感じるのは難しかったのですが、本当に美味しかったです。

説明してくださったChiaraさん。ワインのラベルのデザインにイタリアを感じました。

いずれのワイナリーも、ヴィニタリー(ワイン見本市)開催中のお忙しい中、貴重なお時間を頂いて、またたくさん勉強させて頂きました。また、訪問のアレンジと通訳をしていただいたSumikoさんにも本当に感謝です。

ランチに頂いた、アマローネのリゾット(Risotto all’amarone)。チーズとワインの風味がする贅沢なリゾットです。

こちらは確かタラのお料理だったと思います。名前…忘れました。

ヴァルポリチェッラの道中はすてきな建物がたくさんあります。

こんな場所に住んでみたいと思いませんか?映画の世界。本当に素敵な場所でした。

ヴァルポリチェッラのワイナリー①

2024年4月のイタリア滞在メモです。

ヴェローナ滞在中に、ワインの産地ヴァルポリチェッラのワイナリーに見学に行きました。 現地在住のSumikoさんにアレンジをして頂きました。Sumikoさんはイタリアのワインの資格も持っていらっしゃるので、ワイナリーに行く前にもワインについて、特にイタリアワインについて、色々教えて頂きました。

最初のワイナリーはGamba社。

ワイナリーのお姉さまがつきっきりで説明してくれました。

イタリアには「ABC」と呼ばれる3つの代表的な高級ワインがあり、それぞれワインの頭文字から『A』=アマローネ『B』=バローロ、『C』=キャンティとなっています。ヴァルポリチェッラはこのアマローネで有名なワイン生産地です。

アマローネで使われる代表的な品種は、ヴェネト州の土着品種である『コルヴィーナ』『コルヴィノーネ』『ロンディネッラ』が主となります。

また、同じブドウが使われますが、アマローネよりもシンプルな「クラッシコ」、アマローネの搾りかすを利用して作られる「リパッソ」、甘口ワイン「レチョート」など、奥がとっても深いヴァルポリチェッラのワイン。Sumikoさんの解説がなければ、理解できていませんでした。

チーズやハムとともに試飲をさせてもらって、次の場所へ。

ちょっと冷やした赤ワインも

暑い日が続くと、どうしても白ワインやスパークリングに手が伸びてしまいますが、たまにはゆったりと赤ワインはいかがでしょうか?

プーリア、DuePalme社の赤ワインは、しっかりした飲みごたえのあるものが多く、中でも、プリミティーヴォとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンド、「アルブリッツィ」と、ススマニエッロのブドウから作られた「セレ」は、人気の赤ワインです。

普段は常温で飲む赤ワインですが、暑い日には少し冷蔵庫で冷やして飲むのもいいですね。

赤ワインを飲み残してしまった場合や、気分を変えてみたい時に、赤ワインカクテルもおすすめです。こちらはジンジャエールと赤ワインを1:1でグラスに注いだKITTYというカクテルです。飲みやすいので、飲み過ぎにはご注意くださいね。

ありがとうございました–Wine Night vol.4–

6/28(土)に開催されたWine Night、暑い中でしたが、たくさんの方に足を運んで頂き、ありがとうございました。

毎回来てくださるお客さま、今回初めて来られた方、通りすがりに来られたご近所の方もいらっしゃって、プーリア、シチリアのワインとともに、Cosoadoさんの器やアナトリエさんのデリBOX、酪と酵母さんのチーズを楽しんで頂けたかと思います。

ワインは、暑い中なので、スパークリングワインと白ワインを中心に、プーリア州のワイン、シチリアのワインを楽しんで頂きました。爽やかな香りとフレッシュな味わいが、初夏の夜にぴったりで、「美味しい!」といううれしいお声を頂きました。一押しの白ワイン、「ビアンコ・ディ・サンロレンツォ」、スパークリングワインの「レ・ストラニッゼ」はグラス販売もボトルも完売でした。ありがとうございました!

ワインを片手に、会話も弾み、わいわいと心地よい雰囲気に包まれていましたね。

ボトルをお買い上げ頂いた方々は、ご自宅でもワインを楽しんで頂けたかと思います。

次回のイベントも、今回以上に充実した内容となるよう、Cosoadoさんとも相談して準備します。今回、ご都合が合わなかった方も、ぜひ次の機会にお気軽にご参加ください!

これからも美味しいワインと素敵な時間を共有できることを楽しみにしています!改めまして、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。またお会いできる日まで!

WINE NIGHT vol.4

吹田市の器屋Cosoado.zakkaさん店内にて行われる、ワインの試飲販売会、Wine Night。  第4回が今週末に開催されます。

日時:2025年6月28日(土)16:00-21:00

前回の様子です。

通常は18:00に閉店されるお店ですが、この日は特別に21:00までオープン。作家もののおしゃれな器がたくさん並ぶ店内で、イタリアワインを飲みながらワイワイ過ごす夕べ。楽しいですよ~。

新しいラインナップのシチリアワインと、クンタメシリーズをはじめ、夏にぴったりのワインを厳選してお持ちします。今回は特に、白ワインを中心に並べる予定です。気に入って頂いたワインはボトルの購入も可能です。

また、毎回ワインにぴったりのおつまみの販売があります。

今回は、前回に続き、神戸の『酪と酵母』さんのチーズアソート。ファンも多い酪と酵母さんのチーズは、日本人の口に合い、そしてワインにも最高にマッチするものが選び抜かれています。本当に美味しいです!

また、残念ながら昨年に閉店した、吹田の人気カフェ『Organic Kitchen Anatelier』さんのおつまみBOX。キッシュをメインに、ワインと相性よく、かつ体にもいい食材を詰めて頂けるとのことです。見た目も華やか!楽しみでなりません。

もちろん器屋さんも営業中なので、この機会に1点ものの素敵な器をゲットするもよし、ご家族ご友人とワインとおつまみを楽しむもよし、おつまみだけ買うのもよし。

暑い中になりますが、暑さ対策の上、ぜひぜひ足をお運びください!

ビアンコ・ディ・サンロレンツォ

大人気のシチリアワイン、ビアンコ・ディ・サンロレンツォ。

シチリアで栽培されたインツォリアというブドウと、インクローチオ・マンツォーニというブドウから作られています。繊細な白い花の香りと、柑橘系の爽やかな酸味が調和する、贅沢なブレンド。試飲会でも一番人気で、同じワインを何回もお変わりされる方も。

チーズなどの前菜をはじめ、シーフード料理、パスタやリゾットなど幅広いお料理に合わせて頂けます。

ミネラル感と爽やかな酸味のバランスが絶妙な、美味しいビアンコ・ディ・サンロレンツォ、この暑い夏におすすめです。ぜひ一度お試しください!

マガリア・ロッソ、マガリア・シャルドネ

【マガリア・ロッソ】

シチリアを代表する黒ブドウ、ネロ・ダーヴォラとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドワイン。濃厚な果実味とスパイスの香りが魅力。シチリアの太陽を浴びたブドウから生まれたこのワインは、ステーキやラム肉のロースト、バーベキューなどにも相性がいいです。

【マガリア・シャルドネ】

イタリア全土で広く栽培されているシャルドネ。シチリアのシャルドネは柔らかでクリーミーな味わい。鶏肉のクリームソースやリゾット、魚料理にもよく合います。天ぷらなどの和食にも最適です。

イタリアワインは、それぞれの地域と風土によって生み出させる個性豊かな味わいが魅力です。ぜひ、マガリア・ロッソ、マガリア・シャルドネを通じて、イタリアの太陽や海風を感じてください!