ワイナリー Due Palme社訪問

2024年4月のイタリア滞在メモです。

今回のイタリア訪問の一番の目的でもあった、Due Palme社訪問。プーリア州南部のチェリーノ・サンマルコにあります。滞在していたレッチェから、車で40分くらいの距離でした。

Due Palme社は、1989年に設立された共同組合のワイナリーです。プーリア州でも指折りの規模で、Webサイトによると、「ブリンディジ、レッチェ、ターラントの各県で2,500ヘクタール以上のブドウ園で1000人以上の生産者がブドウを栽培している」とのことです。規模が大きすぎて、想像を超えますね。伝統を守り、高品質なブドウを栽培しつつ、最先端の技術を取り入れ、年間1700万本ものワインが作られているそうです。

まるで工場のような設備です。

どこまでも続く樽の数々。フランス産・アメリカ産のオーク樽が使われているそうです。本当に広いセラーでした!

案内と説明をしてくれたフランチェスコさん。(空手家とのことです!)休みの日もワインが気になって、ワイナリーに来てしまうと言われていました。この部屋はラボになっていて、ワインの品質管理、分析、モニタリング、評価などが日々行われているようです。

輸出担当のアドリアーノさん(右)とフランチェスコさん(左)。お二人ともダンディでおしゃれですね!

ランチをごちそうになり、いくつかワインも試飲させて頂きました。

Vinitaly(見本市)にも出展されていたので、出展後の移動や片付けなどでお忙しい中をお時間割いて頂きました。感謝しかありません。

Due Palme社とのご縁は大切にしたいなと改めて感じた訪問でした。

ヴァルポリチェッラのワイナリー②

2024年4月のイタリア滞在メモです。

Gamba社の次に訪問させて頂いたのは、同じくヴァルポリチェッラのワイナリーTerre Di Leone社です。

こちらのワイナリーも、タンクや樽に独自の工夫とこだわりがあり、色々説明して頂きました。家族経営のワイナリーですが、意見の相違で夫婦喧嘩になることもあるそうで…。いいワインを造ろうと思うお互いの熱意があってのことですね。

こちらもアマローネ、クラッシコ、リパッソなどなど、試飲させて頂きました。正直なところ、それぞれのワインの違いを感じるのは難しかったのですが、本当に美味しかったです。

説明してくださったChiaraさん。ワインのラベルのデザインにイタリアを感じました。

いずれのワイナリーも、ヴィニタリー(ワイン見本市)開催中のお忙しい中、貴重なお時間を頂いて、またたくさん勉強させて頂きました。また、訪問のアレンジと通訳をしていただいたSumikoさんにも本当に感謝です。

ランチに頂いた、アマローネのリゾット(Risotto all’amarone)。チーズとワインの風味がする贅沢なリゾットです。

こちらは確かタラのお料理だったと思います。名前…忘れました。

ヴァルポリチェッラの道中はすてきな建物がたくさんあります。

こんな場所に住んでみたいと思いませんか?映画の世界。本当に素敵な場所でした。

ヴァルポリチェッラのワイナリー①

2024年4月のイタリア滞在メモです。

ヴェローナ滞在中に、ワインの産地ヴァルポリチェッラのワイナリーに見学に行きました。 現地在住のSumikoさんにアレンジをして頂きました。Sumikoさんはイタリアのワインの資格も持っていらっしゃるので、ワイナリーに行く前にもワインについて、特にイタリアワインについて、色々教えて頂きました。

最初のワイナリーはGamba社。

ワイナリーのお姉さまがつきっきりで説明してくれました。

イタリアには「ABC」と呼ばれる3つの代表的な高級ワインがあり、それぞれワインの頭文字から『A』=アマローネ『B』=バローロ、『C』=キャンティとなっています。ヴァルポリチェッラはこのアマローネで有名なワイン生産地です。

アマローネで使われる代表的な品種は、ヴェネト州の土着品種である『コルヴィーナ』『コルヴィノーネ』『ロンディネッラ』が主となります。

また、同じブドウが使われますが、アマローネよりもシンプルな「クラッシコ」、アマローネの搾りかすを利用して作られる「リパッソ」、甘口ワイン「レチョート」など、奥がとっても深いヴァルポリチェッラのワイン。Sumikoさんの解説がなければ、理解できていませんでした。

チーズやハムとともに試飲をさせてもらって、次の場所へ。