ススマニエッロ「セレ」

12月に入りました。ここ数日は日中とても暖かく、また秋に戻ったような気候でしたが、すぐに寒い日々が始まりそうです。

12月はイベントも多く、家族や友人と集まる機会も増えると思いますが、そんなときにおすすめの赤ワイン「セレ」。

セレはススマニエッロというプーリア固有のブドウから造られています。セレのエチケットには必ずロバの絵が入っていますが、「背中いっぱいに荷を積んだロバ」の言い回しが語源となっているそうです。かつてはプーリアで広く栽培されていたススマニエッロですが、さまざまなブドウ種が出てくるとともに、一時は絶滅に瀕するくらい、収穫量が減ったそうです。

近年、ススマニエッロの魅力が再発見され、また栽培されるようになっているそうです。ワイナリーCantine Due Palmeが、ススマニエッロの復活をけん引していると言ってもいいでしょう。

美しいルビー色で、チェリーやプラムの香り、ジャムの中に黒コショウなどのスパイスも感じられます。

果実味とパワフルさのバランスがよく、エレガント。濃厚な赤ワインがお好きな方におすすめしたいワインです。

ローストビーフやラグーソースなどの肉料理、ハード系の濃いチーズと合わせるといい感じです。すき焼きやハンバーグなど、和食にも。

大人気クンタメシリーズに新ワイン登場!

南イタリアの太陽をいっぱいに浴びたブドウから生まれる「Cuntame(クンタメ)」シリーズ。プーリア州サレントの伝説に基づいたストーリーと個性的でおしゃれなラベルが特徴です。そのクンタメに新たに赤ワイン・プリミティーヴォが仲間入りしました!

クンタメ・プリミティーヴォは、熟したベリーの香りとスパイスのニュアンスが魅力の赤ワイン。やわらかく豊かな味わいで、イタリアらしい陽気さを感じさせてくれます。

そして、これまで人気だった クンタメ・ビアンコ(シャルドネ) は、今年のヴィンテージから ネグロアマーロを使った白ワイン に生まれ変わりました。

これはクンタメシリーズの特徴であり、その年に最も優れたブドウを選んで造るという方針によるものです。2024年は、白ワイン用として最も素晴らしかったのがネグロアマーロでした。

黒ブドウから白ワインを造るため、「イペロッシジェナツィオーネ(Iperossigenation)」という自然な製法を採用しています。
これは化学的な処理を避け、炭素を使わずに果汁を酸素と反応させる伝統的な方法で、よりナチュラルな味わいに仕上がっています。

さらに完売していた「メトド・クラッシコ(白スパークリング)」「ロゼ・スパークリング」も待望の再入荷!

シラー(赤ワイン)、ススマニエッロ(ロゼワイン)もあります。

どのラベルも個性的でかわいいのです!

パーティーの手土産やギフトにもぴったりなクンタメシリーズ。南イタリアの陽気なエネルギーをもらえること間違いなしです。人気のワインですので、お早めに!

SELVAROSSA 受賞おめでとうございます!

Cantine Due Palmeの赤ワイン「セルバロッサ2021」が、今年もガンベロ・ロッソの最高評価、トレ・ビッキエリ(Tre Bicchieri 3グラス)を受賞したそうです!!おめでとうございます!!

ガンベロ・ロッソは、イタリアのワインとグルメの世界で権威のある評価基準となっています。受賞したワインはイタリアのみならず、世界中で注目されます。

ワインの評価は、1グラス(Un Bicchiere)2グラス(Due Bicchiere)3グラス(Tre Bicchieri)とあり、トレ・ビッキエリの受賞は、トップクラスのお墨付きとなります。

Due Palme社のワインは、毎年のようにトレ・ビッキエリを受賞していますが、その中でもセルバロッサは、常連!

当店では、ガンベロ・ロッソ2023でトレ・ビッキエリを受領した「セルヴァロッサ2020」を取り扱っています。

「セルバロッサ」はネグロアマーロとマルヴァジア・ネーラのブレンドワイン。フレンチオークのバリックで9カ月熟成されたのち、瓶内熟成を経て完成されます。それぞれのブドウの特徴である「しっかりとしたタンニンと深く濃い色合い」と「エレガンスでフルーティ」が合わさり、豊かな風味と余韻のある後味が特徴です。

特別な日のディナーや贈り物に、ガンベロ・ロッソお墨付きのセルバロッサはいかがですか?

イベントのお知らせ◆竹見台ワンダフルマルシェ

定期的に開催される竹見台ワンダフルマルシェ。今週末10/11(土)のマルシェにも出店します。

日中は暑いとは言え、秋も深まり、少し肌寒い風が心地よい季節。そんな日にぴったりの、イタリアから届いたばかりのワインをご用意しています🍷

回を重ねるごとに出店者さん同士も顔見知りになって、再会がちょっとした楽しみに。マーケットの中のお店での買い物にもついつい夢中になってしまいます。

お散歩の途中にふらりと立ち寄れる、そんな気軽な雰囲気が魅力のワンダフルマルシェ。ぜひ遊びにきてくださいね~。

イベントのお知らせ wine night vol.5

またまた開催されます!wine night vol.5。

吹田市のcosoado.zakkaさん店内にて行われる、ワインの試飲販売会、wine night第5回が今週末に開催されます。

日時:2025年10月4日(土)16:00-21:00 (11:00から通常営業、ワインの試飲販売は16:00からです)

グラスワインは、スパークリング、赤、白など6~7種類をご用意いたします。       (1杯600円で販売)

ボトルワインはプーリアワイン、シチリアワインから厳選して15種類ほどをご用意する予定。美味しいおつまみを購入して、おうちでもゆっくりワインをお楽しみ頂けるかと思います。

今回も、アナトリエさん、酪と酵母さん、ルポルクさんの美味しいおつまみの販売もあります。

ワインを飲みながら、集まった方々とお話するのが毎回とても楽しく、いつも知らないうちに時間が過ぎてしまいます。

お客さま同士で話が盛り上がっていることも・笑

前回のブログでご紹介した新入荷のシチリアワインもお飲み頂けます。日本初輸入、初披露のワインです!

涼しくなった夕方、ぜひぶらぶらと遊びにいらしてくださいね。

プーリア・夏の白ワイン

暑い日が続いています。夏はオンラインショップでもイベントでも、やはりスパークリングワイン、白ワインが人気です。

こちらはプーリア州、Due Palme社の白ワイン、ティナイアとバニャーラです。どちらもリピートで購入してくださるお客さまの多く、おすすめのワインです。

◆ティナイア
プーリア州サレント地方で収穫されたシャルドネを低温熟成して作られています。パイナップル、バナナなどの濃厚な果実の香りの中に、ハチミツとバニラの余韻があり、味わい深く美味しいワイン。

◆バニャーラ
フィアーノのブドウから作られる白ワイン。黄色がかった美しい麦わら色で、香りはフルーティ、ハーブ、繊細なフローラル。わくわくするようなフィニッシュが続く、調和のとれた味わいです。

Due Palme社のあるプーリア州・サレント地方は、アドリア海とイオニア海に挟まれていて、海風の影響を強く受けて、 暑くても乾燥していてもぶどうが健全に育ちやすいと言われています。また、土壌はカルシウムを多く含む石灰質で、表層は赤土と言われる鉄分を含んだ粘土質。ブドウに力強さとミネラル感を与えます。

石灰岩と海風、太陽の恵みで美味しいワインがたくさん作られるんですね。プーリアの白ワイン、ぜひ飲んでみてくださいね。

まろやかでしっかり「サンガエターノ」

Due Palme社のサンガエターノは、プーリア州でおなじみのプリミティーヴォのブドウから造られるワインですが、「Primitovo di Manduria DOC」の文字からもわかるように、DOCワインとなっています。

DOCワインは「統制原産地呼称ワイン」のことで、ぶどうの品種、栽培地、収穫量、醸造方法、アルコール度数など細かい規定があり、それをクリアしているワイン、簡単に言うと「イタリアの特定の地域で、その土地のルールに従って造られた保証付きワイン」になります。

※DOCよりもさらに検査や規定が厳しいDOCG(保証付き統制原産地呼称)もあります

DOCやDOCGのワインを見かけたら、その土地やそのブドウについて少し追いかけると、さまざまな発見があって興味深いですよ。

サンガエターノの色調は深いルビー・レッド、香りはエレガント、バニラやココア、スパイスのニュアンスがあります。アメリカンオーク樽で6か月の熟成の後、瓶内熟成を経て完成。
口当たりはしっかりしたタンニンを感じつつも、とても滑らかです。

アルコール度数も14%と少し高めですので、濃厚なワインがお好みの方にお勧めです。美味しいですよ!!

ワイナリー Due Palme社訪問

2024年4月のイタリア滞在メモです。

今回のイタリア訪問の一番の目的でもあった、Due Palme社訪問。プーリア州南部のチェリーノ・サンマルコにあります。滞在していたレッチェから、車で40分くらいの距離でした。

Due Palme社は、1989年に設立された共同組合のワイナリーです。プーリア州でも指折りの規模で、Webサイトによると、「ブリンディジ、レッチェ、ターラントの各県で2,500ヘクタール以上のブドウ園で1000人以上の生産者がブドウを栽培している」とのことです。規模が大きすぎて、想像を超えますね。伝統を守り、高品質なブドウを栽培しつつ、最先端の技術を取り入れ、年間1700万本ものワインが作られているそうです。

まるで工場のような設備です。

どこまでも続く樽の数々。フランス産・アメリカ産のオーク樽が使われているそうです。本当に広いセラーでした!

案内と説明をしてくれたフランチェスコさん。(空手家とのことです!)休みの日もワインが気になって、ワイナリーに来てしまうと言われていました。この部屋はラボになっていて、ワインの品質管理、分析、モニタリング、評価などが日々行われているようです。

輸出担当のアドリアーノさん(右)とフランチェスコさん(左)。お二人ともダンディでおしゃれですね!

ランチをごちそうになり、いくつかワインも試飲させて頂きました。

Vinitaly(見本市)にも出展されていたので、出展後の移動や片付けなどでお忙しい中をお時間割いて頂きました。感謝しかありません。

Due Palme社とのご縁は大切にしたいなと改めて感じた訪問でした。

ちょっと冷やした赤ワインも

暑い日が続くと、どうしても白ワインやスパークリングに手が伸びてしまいますが、たまにはゆったりと赤ワインはいかがでしょうか?

プーリア、DuePalme社の赤ワインは、しっかりした飲みごたえのあるものが多く、中でも、プリミティーヴォとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンド、「アルブリッツィ」と、ススマニエッロのブドウから作られた「セレ」は、人気の赤ワインです。

普段は常温で飲む赤ワインですが、暑い日には少し冷蔵庫で冷やして飲むのもいいですね。

赤ワインを飲み残してしまった場合や、気分を変えてみたい時に、赤ワインカクテルもおすすめです。こちらはジンジャエールと赤ワインを1:1でグラスに注いだKITTYというカクテルです。飲みやすいので、飲み過ぎにはご注意くださいね。