ヴァルポリチェッラのワイナリー①

2024年4月のイタリア滞在メモです。

ヴェローナ滞在中に、ワインの産地ヴァルポリチェッラのワイナリーに見学に行きました。 現地在住のSumikoさんにアレンジをして頂きました。Sumikoさんはイタリアのワインの資格も持っていらっしゃるので、ワイナリーに行く前にもワインについて、特にイタリアワインについて、色々教えて頂きました。

最初のワイナリーはGamba社。

ワイナリーのお姉さまがつきっきりで説明してくれました。

イタリアには「ABC」と呼ばれる3つの代表的な高級ワインがあり、それぞれワインの頭文字から『A』=アマローネ『B』=バローロ、『C』=キャンティとなっています。ヴァルポリチェッラはこのアマローネで有名なワイン生産地です。

アマローネで使われる代表的な品種は、ヴェネト州の土着品種である『コルヴィーナ』『コルヴィノーネ』『ロンディネッラ』が主となります。

また、同じブドウが使われますが、アマローネよりもシンプルな「クラッシコ」、アマローネの搾りかすを利用して作られる「リパッソ」、甘口ワイン「レチョート」など、奥がとっても深いヴァルポリチェッラのワイン。Sumikoさんの解説がなければ、理解できていませんでした。

チーズやハムとともに試飲をさせてもらって、次の場所へ。

ヴェローナの街並み

2024年4月のイタリア滞在メモです。

Vinitalyヴィニタリ―参加のために滞在したヴェローナ。ヴェローナはイタリア北部、ヴェネト州にあり、中世の街並みが残るとても美しい街です。 また、ワインの生産量はイタリアで1位。プロセッコやアマローネなど、有名なワインもたくさんあり、以前から訪れたい場所でした! 

観光地としても、有名なヴェローナ。アレーナ・ディ・ヴェローナという、古代ローマ時代に建てられた円形闘技場では、野外オペラが開催されるそうです。                              また、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』で有名な「ジュリエットの家」や「ロミオの家」があることでも知られています。

こちらはジュリエットの家の、有名なバルコニーです。そして、ジュリエット像。

「カステルヴェッキオ城」castello(城)vecchio(古い)という名前の通り、中世の雰囲気のまま、歴史を感じる建物です。中には博物館もあるそうです。

カステルヴェッキオに行くスカリジェロ橋です。ヴェローナはアディジェ川という川が街をぐるっと囲むように流れていて、川にかかる橋がどれもとても素敵でした。ギターを弾いている人がいるところがイタリアっぽいですね。

イタリアと言えばジェラート。ん?何だか見たことのあるキャラクターが。世界中で人気なんですね~。でも公式なんでしょうか?少し気になりました。

宿泊していたホテルの近くです。教会?ドーム型の建物が素敵だなぁと思い写真を撮りました。有名な観光名所だけでなく、あちこちに気になる建物がたくさんあります。

歩き疲れた後の夕食のボンゴレのスパゲティです。レストランではなく、ピッツェリアです。これでもか、というほどアサリが入っていて、本当に美味しかったです。でも、円安の影響もあって、お値段は高め。パスタとビールとパンで23.5ユーロ。約3,900円でした。

Vinitalyの時期のヴェローナは、ホテルもなかなか予約ができず、予約できたとしても中心部からかなり離れた場所になってしまいます。Vinitalyに行かれる方は注意してくださいね!

シチリアワイン「ハリス」

Harisハリスは、シチリアの代表的品種ネロ・ダーヴォラを純粋に生かした赤ワインです。 スパイシーでしっかりとした風味、柔らかなタンニンと長い余韻が魅力です。

9月に手摘み収穫されたブドウは、ステンレスタンクで発酵後、バリック樽(小型の樽)で  6~8ヶ月、さらに瓶で6ヶ月以上熟成されます。

程よい酸とミネラル、なめらかなタンニンが特徴で、牛肉やジビエ料理など、肉料理を引き立ててくれます。ミートソースやチーズなどとも相性バッチリです。

同じシチリアワインのRAHANAと合わせてギフトにもおすすめです。

カジュアルに普段飲みにも。料理を作りながら飲むワインは美味しいですよね!

赤ワインに迷ったら、シチリアの「ハリス」、おすすめです。

ワインの国際展示会 Vinitaryヴィニタリ― 

2024年4月のイタリア滞在メモです。

ヴェローナでは毎年春に「Vinitalyヴィニタリ―」という国際的なワイン展示会が開催されます。Fieraという展示会場で、90,000㎡、東京ドーム約2個分の広さの会場に、イタリアだけでなく、世界各国から4000社以上の出展者が参加しています。

2024年のVinitary、初日に参加しました。参加は今日のみ、チケットを握りしめて(実際は電子チケットです)とりあえず会場入りしました。

入場ゲートはたくさんの人であふれていました。初めての経験でドキドキしていたのを覚えています。

エリアごとにパビリオンが分かれています。

パビリオン内に多数の出展ブースがあり、スタンディングで試飲したり、商談したり、談笑したり…。ビジネスだけでなく、一般の方も参加できるようで、何だかお祭りのようでした。

各出展ブースでは、本当に一口ずつワインの試飲をするのですが、とはいえ、何種類も試飲をしていると、酔っぱらってふらふらになってきます。最初はメモをとりながら、でしたが途中からはメモはできなくなりました・笑。

一日に何個のグラスが使われるんでしょうか。

あのスプマンテで有名なFERRARIも。

シチリアのワイナリーDe Gregorio社とは、このVinitaryで知り合いました。シチリアだけでも多数の出展がある中で、本当に素敵なご縁でした。こちらは一押しのBianco di San Lorenzoです。

飲食できる場所はたくさんありました。多くが、ちょっとしたサンドイッチやピザを注文してセルフサービスで食べるカフェテリア、ピッツェリア。ハムとチーズがはさんであるパニーニは注文すると温めてくれます。歩き疲れた体にとても美味しかったです!

ヴィニタリ―は4日間開催されますが、全部をまわるには1日では足りず、2-3日は必要だと思います。次回、もし行く機会があれば、じっくりと数日間かけて行ってみたいなと思いました。

レッチェの街並み

2024年4月に行ったプーリア州の滞在メモです。

プーリア州レッチェでは旧市街のホテルに宿泊しました。レッチェの旧市街は、16世紀~18世紀にかけて造られたバロック建築の街になっています。「レッチェ石(Pietra leccese)」と呼ばれる石灰岩で造られた建物の街並みは本当に素敵で、教会などの建物にはとても繊細で美しい彫刻が施されています。

美味しい食べ物、美味しいワインでも有名なプーリアですが、出会った人に「食べてみてね!」と言われたのが、「ルスティコ(Rustico)」と「パスティチョット(Pasticciotto)」。ホテルの朝食で発見しました!

「ルスティコ(Rustico)」は、中にチーズソース(クリームソース?)と刻んだ生ハムやトマトなどが入った、例えるならキッシュのような手のひらサイズのパイです。めちゃくちゃ美味しい!

そして「パスティチョット(Pasticciotto)」はクッキー生地の中に少し固めのカスタードクリームが入ったドルチェです。こちらも甘いけどとっても美味しかったです!

街にはお土産物屋さんもたくさんあります。

プーリア州ターラント県が陶器で有名なようで、イタリアらしい色彩の豊かな陶器がたくさん並んでいました。カラフルな器で料理も美味しく見えそうです。

また変わった形のマグネットは、「プーモ(プーミ)」と呼ばれています。幸運をもたらす、薔薇の蕾を模したものだそうです。こちらはマグネットですが、抱えるほどの大きい置物や手のひらサイズの置物など、色も大きさもたくさん種類があり、新築祝いや開店祝いにプレゼントするといいそうです。お店の入口に飾っているのも見かけました。日本でいうところの、招き猫、シーサー、信楽のたぬきといったところでしょうか!

当店で取扱いの、Cantine Due Palmeのワインをはじめ、さまざまなワインが色々な場所で販売されていました。

イタリアはミラノやローマ、フィレンチェにヴェネチアなど見どころが多く、実はレッチェの街の情報は、事前にあまり入手できていませんでした。しかし行ってみると、本当に素敵な場所です。レッチェだけでなく、電車で通っただけの海岸沿いの街や州都のバーリなど、プーリア州は素敵な場所がたくさんあり、おすすめです!

プーリア州の世界遺産 アルベロベッロ

2024年4月にイタリアを訪れたときの滞在メモです。

プーリア州には世界遺産が4つあるそうですが、一番有名なのが、「トゥルッロ」と呼ばれるとんがり屋根の白い家が建ち並ぶアルベロベッロではないでしょうか。

せっかくプーリア州に来たのだから、と、滞在していたレッチェからアルベロベッロに行こうと計画し、ホテルのフロントの女性(ミラノ出身)にも手伝ってもらい、Google Mapも使って調べたところ、電車2回、バス1回の乗り継ぎ…11:20レッチェ発、13:46アルベロベッロ着が一番早いとのこと。

早速レッチェ駅に行き、切符売り場でチケットを買おうとしたところ、駅の人2人に(この方法は)「やめておけ」と言われました。乗り継ぐ電車が時間通りとは限らないそうです。確実なのは、レッチェからバーリまで電車で行って(1時間45分)、そこからバスに乗る方法。駅員さんを信じて、おすすめの方法で行くことにしました。

車窓からはずっとオリーブの木が見えました。

バーリ駅でバスに乗り継ぎ。遠い遠いアルベロベッロ。ようやく着いたのは15時過ぎで、約3時間ほどかかりました。

プーリアの美味しいワインにも関係しますが、プーリア州は石灰岩の土壌で、トゥルッロは石灰岩の切石を用いて建築されたそうです。今でも住居として使われているものもあり、宿泊できるホテルになっているトゥルッロもあるそうです!1時間ほど滞在して、また3時間かけてレッチェに戻りました。レッチェに着いたのは、夜8時。長旅でした!

ちょっと冷やした赤ワインも

暑い日が続くと、どうしても白ワインやスパークリングに手が伸びてしまいますが、たまにはゆったりと赤ワインはいかがでしょうか?

プーリア、DuePalme社の赤ワインは、しっかりした飲みごたえのあるものが多く、中でも、プリミティーヴォとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンド、「アルブリッツィ」と、ススマニエッロのブドウから作られた「セレ」は、人気の赤ワインです。

普段は常温で飲む赤ワインですが、暑い日には少し冷蔵庫で冷やして飲むのもいいですね。

赤ワインを飲み残してしまった場合や、気分を変えてみたい時に、赤ワインカクテルもおすすめです。こちらはジンジャエールと赤ワインを1:1でグラスに注いだKITTYというカクテルです。飲みやすいので、飲み過ぎにはご注意くださいね。

ありがとうございました–Wine Night vol.4–

6/28(土)に開催されたWine Night、暑い中でしたが、たくさんの方に足を運んで頂き、ありがとうございました。

毎回来てくださるお客さま、今回初めて来られた方、通りすがりに来られたご近所の方もいらっしゃって、プーリア、シチリアのワインとともに、Cosoadoさんの器やアナトリエさんのデリBOX、酪と酵母さんのチーズを楽しんで頂けたかと思います。

ワインは、暑い中なので、スパークリングワインと白ワインを中心に、プーリア州のワイン、シチリアのワインを楽しんで頂きました。爽やかな香りとフレッシュな味わいが、初夏の夜にぴったりで、「美味しい!」といううれしいお声を頂きました。一押しの白ワイン、「ビアンコ・ディ・サンロレンツォ」、スパークリングワインの「レ・ストラニッゼ」はグラス販売もボトルも完売でした。ありがとうございました!

ワインを片手に、会話も弾み、わいわいと心地よい雰囲気に包まれていましたね。

ボトルをお買い上げ頂いた方々は、ご自宅でもワインを楽しんで頂けたかと思います。

次回のイベントも、今回以上に充実した内容となるよう、Cosoadoさんとも相談して準備します。今回、ご都合が合わなかった方も、ぜひ次の機会にお気軽にご参加ください!

これからも美味しいワインと素敵な時間を共有できることを楽しみにしています!改めまして、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。またお会いできる日まで!